随想 の サンプル です。 推敲 を していきます。 文 を 文節 に 分ち書き します。 いつも 改行する とは 限りません。 一方、伝えたいことを 焦点 に、段落、節、・・・ と 広げて いくのです。 表題 は 決まりましたか。 相応しい イラスト 等 を 入れましょう。 |
荒波 と 人生 | 2006-7-20 |
呼子で 美味しい イカ造り を 食べ、長崎まで 足を伸ばした 帰途のこと である。 茂木港 から 天草富岡港 へ フェリー が 運航していたので、家内、娘 と 三人 乗船した。 乗客 は 数人、自動車 は 私だけ という 状況だった。 快適と 思っていたのは 湾内にいた 間 だけで、外海に 出たとたん 小さい 船 は 揺れ始めた。 私は 船酔いに 強い方ではないが、車の 運転手では 酔ったことがないので 甲板に 出た。 一番 高いところに 陣どり、一人 270度の 水平線を ながめ、漁船の 船長の 気分でいた。 海面には 白波が 立ち、波の 落差は 3m位 あったろうか、船は 前後・左右 に 上下し、立っている ところまで、しぶき が かかる。 船室の 二人のところに 戻ると、車酔いしやすい 家内 は 目を閉じて 耐えている。 そこは 窓際で、上下の 揺れが 激しい。 私は バッグを 持ち、強く 誘って、一番 船底の、船の 前後・左右 の 中央あたりに 案内した。 そこは、上下の 揺れの無い ポイントのはずで、ずれると 上下動を 確認できた。 私は また 先ほどの 甲板に 戻って、漁船の 気分を 味わった。 考えてみると、船室では 揺れの 後に 自分の姿勢を 合わせるだけ である。 ここでは 手で 体をささえ、頭は ジャイロのように 水平線に 固定し、足は スキー板を つけているように 自由に している。 船首が 上下すると それから 2秒後に 立っている 場所が 上下する。 私は 人生も これだ と 思った。 目を 見開き、周りの 水平線を 見渡し、先頭を 見て 動きを 予定するのだ。 逆は どうか、目を 閉じて、動きに 遅れて 応じ、受身で 時を 過ごすのである。 家内 は 酔ってしまい もう 船には 乗りたくないと 言う。 私の 人生は ぜひ 前者の 推進する 姿勢のものでありたい と 願う。 |
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