いま 4月4日まで 東京都美術館で 第49回 日本現代工芸美術展 が 開催されています。
そこに 堀之内千恵子さん が 出展されている 作品を 紹介します。
訪館された 木瀬紀子さん から いただいた 葉書 を スキャンしたものです。
千恵子さんからは、動機や 作品に対する 思い を 寄せていただきました。
「 昨年 シルクロード の 旅を しました。
敦煌の 莫高窟に連なる 鳴沙山を 横に見ながら バスは 広大な 砂漠の中を 走ります。
鳴沙山の 陵線の 優美さに 私の目は 釘付けでしたが、最後の峰に なろうという 時、
"涅槃像に 見えます" と 案内が あったのでした。
その時 ヒントを もらったのです。
涅槃像を創る わけにはゆきませんので 考えました ... 母と子 を 山の陵線に 同化させてみよう と。
子供は 安心して お母さんに 寄り添って 寝そべってくれます。
タイトル は "悠悠緩緩" と しました。
コスチュームの ひだと 風紋を 一体化している つもりです。」
美術展は この後、横浜、名古屋 など を 巡回し、京都美術館では 千恵子さんの 作品が 展示されます。
|