堀之内千恵子さん が 第47回 日本現代工芸美術展 で 現代工芸賞 を 受賞されました。
作品の 名前は 「楼蘭-悠久の時の流れ」、楼蘭 は シルクロード交易路の 小さな国です。
その 写真を 今村忠さん 経由で いただきました。
千恵子さんから 作品に こめられた 想いが 届いています :
" 砂の中に 打ち棄てられた 幻の国、楼蘭、そこに今あるのは それらしき仏塔と、無数の
枯れ木が 樹木の墓場のように ・・・ 木の 肌は 乾燥し ヒビ割れ、その姿は 悲壮 ・・・
そこでは、人間の 喜怒哀楽も、人間がつくった 歴史も、通過していった 考えられないような長い
時間も、すべて 昇華してしまっている ・・・
その 光景を 木と 砂漠と 人体を 一体化することで 表現しました。
地球上の生物の中で 人間だけが 傲慢さにより 自然を 破壊し、地球の 未来が 危ぶまれて
久しい。
そのことを あの 美しかった 楼蘭国 と オーバーラップしながら 制作いたしました。"
|